■当サイトは、アフィリエイト等の広告を掲載して収益を得ています。

【訪問買取】特定商取引法の改正!「訪問購入業者」に対する規制をする法律あります♪

古物営業きりまるのつぶやき(コラム)

先日「古物営業者」向けの講習会で、特定商取引法改正についての説明を聞いてきました。

古物営業

 
平成25年2月21日施行の「訪問購入業者」に対する規制をする法律です。(平成24年法律第59号)

 ◯特定商取引に関する法律も一部を改正する法律
 ⇒消費者庁HP【改正特商法(訪問購入について)】

 

■1:不当な勧誘行為の規制
・訪問買取の際、事業者名・勧誘目的などを明示する義務
・不招請勧誘の禁止
・再勧誘の禁止
■2:書面の交付義務
買取価格等の必要事項を記載した書面を消費者に交付する義務。
■3:訪問購入に係る売主(消費者)によるクーリング・オフ
売主(消費者)は、書面が交付された日から8日以内であれば、無条件で契約解除ができます。物品の引き渡しを拒むこともできます。
■4:第三者への物品の引き渡しに関する売主への通知
クーリングオフ期間中に第三者へ物品を引き渡す場合には、元の持主に対して、その情報を通知する義務があります。
■5:物品を引き渡す際の第三者への通知
クーリングオフ期間内に第三者へ引き渡す場合には、第三者に対してクーリングオフの対象物品であることを通知する義務があります。

 

訪問買取

 

自宅に押しかけた業者に強引に貴金属等を買い取られるといった被害が増えているという事を受けて、新たにかけられることになった規制だそうです。
書籍・家具・CD・DVDなど、規制対象外の物品もありますが、原則的には全ての物品についてかかるという規制です。

「1」にある不招請勧誘の禁止では、いわゆる飛び込みでの勧誘を禁止しているだけでなく、消費者が査定に関してのみ訪問要請をした場合には、査定を超えて勧誘してはいけないということになっているのだと教えてもらいました。

飛び込みでの勧誘禁止・・・だから、リサイクルショップから営業電話が、ガンガンかかってくるんですねーー!!

スポンサーリンク

最近やたらと、訪問買取の勧誘電話がかかってくるんです。。。

本サイトのTOPページに掲載しているコラム(12/27)にも書いたお話ですが。
このところ、我が家にはよく「近所を回る予定があるのですが、不要品はありませんか?」という電話がかかってくるんですよ~
業者さんにもよりますが「家具や電化製品」と言ってくるところもあれば「着なくなったお洋服」と言ってくるところもあります。

廃品回収
 

家具や家電であれば、本当にそうした廃品回収の業者さんなのかな?とも思えますが「着なくなった洋服はありませんか?」というのは、なんだか胡散臭いなぁ・・・と思ってしまいます。 ましてや、先日我が家にかかってきた電話のように「昔の肩パッド入りのコートを4000円で買取しました。昔の服でも高値で買います」なんていうのは、絶対怪しいですよね! シャネルやサンローランのようなハイブランドのコートだったら、もしかしたら・・・と思わないでもないですけどねぇ~ 百貨店ブランド(DCブランド)だって、そんな昔のコートは50円にすらならないような気がしますから。

この業者さんの場合は、明らかに洋服目的ではなく、その他の金めのモノが目当てであったのだと思います。 「服だけで良ければ買い取ってもらいたいものがありますけど、服しかないですよ。 貴金属やバッグはありませんか?なんて、言わないでくださいね!」と言ったら、口ごもってしまったからです。 あげく「当社は総合リサイクルショップなので、洋服だけでは伺えません」だなんて。 おい!話が最初と違うじゃないかーーー!!って感じですね。

買取セールス
 

「こんなモノを思いのほか高く買ってくれるそうだから・・・ついでにこれも。」

そんな感じで、自主的に査定(買取)してもらうのでしたら、全然問題ないですけどね。
期待していたような品物が出てこなかったからと言って「もっとないのか?」と居座るのは、業者としてはNGなのです。

また、平成24年7月1日に施行された「迷惑防止条例第6条第1項」では、
以下のような行為も禁止されておりますデス。

■相手に不安を覚えさせる言動をする。
■勧誘を断られたのに、速やかにその場から立ち去らない。
■著しく誤解させるような表示・言動をする。
(無職者が古物の買取について「警察の許可を受けて営業を行っている」などと告げるなど)

 

こうした規制が厳しくなってきていますので。
紳士的な態度で、きちんとした訪問買取を行っている業者さんがいる一方で、上手い言葉を並べ立てて“高価な品物を安く買い取る”というような悪徳業者も少なくないのだそうですよ。

ですので、もしも訪問買取の営業電話がかかってきたら、ちょっと注意をして話をしてみてくださいね。
もしかしたら、連絡先を伺って一度電話を切った上で、きちんと調べてからかけ直した方が良いかもしれませんよ。

また、訪問買取に来ていただいた方が良い人だったりしますとね。ついつい勢いで、いろいろ買い取っていただきたくなっちゃいますけど。
よほど「置き場に困っている」とか、ただでも良いから持って行って欲しいというような「いらないもの」でない限り、予定外のモノを思いつきで売ってしまうのは、止めておいた方が良いような気がします。

つい「せっかく自宅まで来てもらったし。」と思ってしまうかもしれないですけど。
予め売りたいと思っていたものだけにしておきましょうね~

万一売ってしまった後で、やっぱり・・・と後悔してしまったならば。
8日以内であればクーリングオフも可能だそうなので、相談してみてくださいね。

契約の際に、そうした説明をきちんとしてくださる業者さんは、信頼できる業者さんかと思いますけど。
「査定価格」が不安な場合は、予めネットでいくつか査定を取っておくなどして、相場を把握しておくと良いですね。

思っていたより高額で買い取っていただけたなら、気分の良いお取引となるはずですから~

タイトルとURLをコピーしました