「リサイクルショップXXですけど、不要品を買取させていただけませんか?」という不用品訪問買取の勧誘電話がかかってきました。

いつもだったらそっけない態度でお断りをするんですが、この日はちょっと余裕があったので、「試しに受けてみようかなー?」と思いまして、古いゴルフバッグとゴルフクラブ・プレステ2のゲームソフトを査定していただくべく、その日のうちに訪問してもらうことにしました。
以下、リサイクルショップの電話勧誘を受ける場合・断る場合について、ワタシのケースをご紹介します。
訪問買取・リサイクルショップとの電話で聞いておく・伝えておくと良いこと。
二度と電話して欲しくない場合。(ワタシの通常の対応)
- 正しい会社名と担当者名を訊く。
- HPや実店舗があるかどうか?を訊く(ネットで確認)
- ウチの電話番号をどうして知ったのか?を訊く
- 先方の電話番号を聞く
※二度と電話をかけて欲しくない場合には「必要があればこちらから電話しますので、以後、電話をすることはしないでください。電話営業は迷惑なので。」ときっぱり伝える。
後日、もしかしたら利用してもいいかも?と思った場合。(ワタシの通常の対応・その2)
今は忙しいから嫌だけど、そのうち利用してもいいかも?と思った場合は、上記に加えて、以下のことも聞いておきます。
- 取り扱い品目
- 古いもの・ダメージ品であっても買取できるのか?
- 査定金額が意に沿わない場合は、手ぶらで帰っていただくこと。(査定・出張無料か?)
訪問を受けると決めた今回の場合。(ワタシが伝えてこと)
今回は、訪問買取(査定)をしてもらおうと思ったので、以下のことを伝えました。
- 希望の訪問日時。(今回は当日とのことだったので「XX時までに」という時間の希望)
- 査定してもらいたい品目について(超古いゴルフバッグとクラブ、プレステ2等の古いゲームソフトを希望)
- 上がりこまれるのは困るので、庭先で査定してほしいということ。
- ブランドものや貴金属を売る気はないので、口にしないで欲しいということ。
- 査定金額に納得いかない場合は、無料キャンセルすること。
さらに今回は「リサイクルショップ等を利用したことはあるか?」と尋ねられたので「ワタシ自身、古物商なので」ということも伝えておきました。
■押し買いとは?!
業者が個人宅に押しかけ、強引に物品を買い取ること。
古物の飛び込み勧誘は禁止されているため、売り主が依頼していないのに訪問買取をすることはできません。
その為、誰でも持っていそうな「着ない服など、いらない物はありませんか?」と電話勧誘があるのです。
もちろん、きちんとした査定を行ってくださる業者さんもいらっしゃいますので、一概に訪問買取は良くないとは言えません。
ただ、その場の雰囲気で、安く高額商品を売ってしまわないように、注意をする必要はあると思います。
査定の様子と査定結果
査定員さんは、約束の時間通りに到着しました。 特に社名など書いていない、普通の自家用車での訪問です。
ゴルフバッグとクラブは、自宅のカーポート(車の後)に出しておいたので、ゲームソフトの入った段ボール箱を抱えて車庫まで出ていき、車の荷台に置いて、車庫で査定をしてもらいました。
この日は少し寒かったので、ちょっとお気の毒ではありましたけど、査定中、ずっと付き添うつもりはありませんでしたので。(ワタシは家の二階で仕事をしていたかったから。 失礼ながら万一そのまま持ち逃げされたとしても、惜しい商品ではなかったので。)
古物商が商品を買い取る場合、売り主の自宅、もしくはお店でしか行えないと定められています。 宅配買取する場合にも、身元確認をするための細かな手順が決められています。 盗品などの違法な商品を、買い取ったりしないための決まりです。
査定員さんがいらしてから、追加でワタシの靴と古いスポーツバッグ(布製)を出しました。
靴は2回くらいしか穿いていない美品ですが、ヒールにキズをつけてしまい、もう履かないだろうと思っていたもの。
スポーツバッグは未使用の箱入りですが、なんと、入手したのは30年近く前になるという古いものです。
結果は以下の通りです。
- ゴルフバッグ:無理
- ゴルフクラブ:無理
- プレステ2のソフト:無理
- ゲームボーイなどの古いソフト:無理
- ワタシの靴:500円
- 古いバッグ:500円
※合計2品で1000円でのお買取り
ワタシの感想
よかったこと
ゴルフバッグとゴルフクラブは、10年近くも前のものなので、ゴルフ用品専門の買取店でも相手にしてもらえないような代物ですから、多分0円だろうなーとは、思っていました。
試しに「タダでいいから、持って行ってくれません?」と言ってみたところ、「それならいいですよ。古くても、キャロウェイのですからね。」と言っていただきラッキーでした。
ずっと物置で邪魔になっていたものなので、これだけでも来ていただいた甲斐はあります。(処分するには、手間もお金もかかるから。)
靴とバッグは、セカンドストリートやトレファクに持ち込んだとしても、200~300円くらいにしかならないだろうなーと思っていたものですし。 メルカリやヤフオクで売ったとしも、送料を引いたらほとんど変わらない儲けになると踏んでいましたので、@500円という査定額は御の字です。 こちらもラッキーだと思いました。
ゲームソフトについては残念でしたが、こちらはまた、何か他の手段を試してみようと思っています。
気を付けたいと思ったこと
今回は、事前に「古物番号(営業許可番号)」が明記された名刺をいただけましたし、HPや実店舗もネットで確認できましたしね。
8日以内のクーリングオフの案内もありましたから、きちんとした業者さんだと思いました。
埃だらけでバラバラだったゲームソフトも、きちんと整理してくださって、なんだか申し訳なかったくらいです。
ただ、事前に「貴金属やブランドモノはないか?という話はしないで欲しい」と伝えていたため、貴金属についての質問はなかったですが、「いらない家電はありませんか?時計はどうですか?」というような、「それも、同じじゃね?」と思ったような質問はありました。
まあ、必要事項に記入をしている間の世間話程度のものなので、押し買いのような嫌な印象のものではないのですけど、「やっぱり、そっちが狙いなのねー?」という疑問は持ってしまいましたねー。
そう考えると「もしかして、あんな靴やバッグに1000円も査定をつけてくださったのは、他の品物を引き出すための作戦なのではないかしら?」なんて、勘繰りたくもなってきます。

思っていた以上の金額がつくと嬉しくなるので、「他にもっとなかったかな?」と、売り払うつもりがなかった商品を、探して持ってきたくなったからです。
そんな作戦があったかどうか?はわかりませんが、こと訪問買取に関しては、予定していた物以外は売らないことをオススメします。
査定をしてもらうだけなら良いと思います。でも、その場で成約させることはせずに、後日他店でも見ていただいて、一番高額提示してくださったお店を利用しましょう。
逆に「タダでもいいから、引き取ってー!」と思っていたものに関しては、どんどん持って行ってもらいましょう。
以前、不用品回収で近所を廻っていたトラックに「壊れた自転車」をお願いしたことがありますが、有料での処分となりましたから、無料で回収していただけるなら、それに越したことはありません。
ちなみに、業者さんが希望されているのは、以下のような商品だそうです。

- お酒(高級洋酒)
- アクセサリー・タイピン・カフス(貴金属)
- バッグ・財布(ブランドもの)
- 楽器・ピアノ
- 刀・銃・軍刀・軍服
- カメラ
- 時計
- 古銭
- 銀杯
- 香水
- 家電・ゲーム機
- レコード
- 金券・商品券・テレカ
- 切手
- 万年筆・デュポンライター
- スピーカー・アンプ・AV機器
- 宝石・サンゴ・象牙
- ブランド食器
- 電気工具
- 掛け軸
- 釣り竿・リール
- 編み機・ミシン
- ホビー・フィギュア・Nゲージ
※上記品目であっても、高く売れるとは限りません。
※時計などは、部品を取る目的もあるので、壊れていてもOKなこともあります。
ヤフオク・メルカリで検索して類似品を探してみると、大体いくらくらいで取引されている商品なのか?大体の相場がわかります。
宅配買取にしても、訪問買取にしても、事前に大体の市場価格をリサーチしてからお取引をされると良いと思います。